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ビットコイン(仮想通貨)投資の始め方|開設すべき取引所とその理由

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ビットコインを始めとする仮想通貨が話題になっています。2017年で一番安かった頃と比べて、ビットコインは8倍を超え、9倍にも迫ろうかという値段をつけました。

10月29日現在でも高値圏で推移しており、安値から8倍という水準をキープしています。

これほどの値動きをしている暗号通貨(仮想通貨)、ビットコインですから、投資業界、金融業界では多くのメディアが大々的に報じました。

しかし仮想通貨という名称を見ても、「難しそう」というイメージが先行してしまい、なかなか手を出せない人も多いでしょう。

今回は出来るだけ簡単に仮想通貨投資の始め方と、投資の詳細、リスクについて説明します。

興味はあったけど、勉強することさえ難しそうと諦めていた方も多いと思いますので、本当に簡単な言葉で出来るだけ詳しく、わかりやすく書きたいと思います。

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仮想通貨取引所は株の証券会社と大きく違う

仮想通貨取引所というのは、株式投資における証券会社とは全く違います。

これは会社の違いと言うよりも、仮想通貨というシステムそのものが、株式投資とはまるで違うと考えるべきでしょうか。

株式市場では上半期を賑わせた3758アエリアという東証ジャスダック上場銘柄ですが、例えば松井証券、楽天証券、SBI証券など、証券会社はたくさんあります。

そしてそのどこの証券会社からでも、この3758アエリアを買うことも売ることも出来ます。

仮想通貨にしても、ビットコインはあまりにも大きな銘柄ということで、どこの取引所でも取引することが出来ます。

しかし、アルトコイン(オルトコイン)と呼ばれる、仮想通貨は人気もマチマチであるため、全ての取引所で取引が出来るわけではありません。

取引所ごとに取り扱っている銘柄が違い、また、その手数料等も大きく違ってきます。

上記のことからも、証券会社の選び方と、仮想通貨取引所の選び方はまるで異なってきます。

株式投資の証券会社を選ぶポイント

  • 取引ツールの充実度・使いやすさ
  • 手数料体系
  • サーバーの強度

仮想通貨取引所を選ぶポイント

  • 取引ツールの充実度・使いやすさ
  • 手数料体系
  • サーバーの強度
  • どの仮想通貨・トークンを取り扱っているか
  • 販売所か取引所かの違いを知る
  • セキュリティ面

「おいおい、ほとんど一緒じゃないか!」と思われますよね。確かに見た目はそうです。

ただ、その中身を見ると本当に全然違ってくるのです。

株の証券会社で言えば、手数料体系はそこまで大きく変わらないものです。

デイトレードに特化しているか、スイング、中長期投資に向いているかの手数料の違いくらいです。

サーバーの強度は、特別弱い証券会社も知っていますが、そういう弱い証券会社を除けばあまり変わらないですし、障害の起こる頻度も低いです。

この中では、取引ツールの充実度、使いやすさが最も重要な点というか、差が出るポイントになりましょう。

この取引ツールに関しては、各証券会社が力を入れて作っているものですからね。それぞれにそれぞれの特徴、そして特長があるものです。

仮想通貨取引所を選ぶポイント

証券会社と選ぶポイントが同じ部分は確かに多いです。しかし、重要な点がまるで違うのです。

取引ツールに関してですが、確かに重要には思えるのですが、株のように何千もある銘柄の中から監視銘柄を揃えたり、同時に監視したりする必要はありません。

注文をいの一番に!即座に!今しかない!というくらい一刻を争う状況も株ほど多くはありません。

ですから、ポイントとしては「見やすいかどうか」が重要になります。海外の取引所も多いので、日本人好みのツールではないところも多いかと思います。

サーバーの強度ですが、証券会社を選ぶ際にはそこまで神経質になる必要はないと書きました。

それは生涯頻度が低いからでしたね。しかしそれでも障害が起こるケースはありますので、機会損失等を少しでも避けるため、証券口座を複数開設することは非常に大事です。

それに対して、仮想通貨取引所を複数開設する意味は全然違います。そして仮想通貨取引所の方が特に複数口座を開設する必要があるのです。これについては詳しく後述します。

手数料体系についてです。証券会社は、デイトレに特化した一日信用取引というものを提供している会社がいくつかあります。

その日のうちに売買を完了すれば手数料が無料になるのです。

信用取引というシステムになりますので、金利がほんのわずかばかりかかりますが、気にならない範囲です。

いちにち信用がない証券会社では、他のウリを持っています。例えば現物の手数料が安いなど、別の点に特化しているのです。

ただ、やはりこれも牛丼会社の価格競争と似ていまして、どこかが値下げをすればどこかも追従します。

ですから結果的にはそこまで大差ない手数料体系が出来上がるわけです。

携帯3社を例に出した方が良かったかも知れませんね。

仮想通貨取引所を複数開設すべき理由

後述しますと書いた複数口座を開設する理由についでです。

この部分は、仮想通貨取引所を選ぶポイントにある多くの理由がひっくるめられています。

なので全てをまとめて説明します。

  • サーバーの強度(確かに重要ではある)
  • 手数料体系(さらに詳しく)
  • どの仮想通貨・トークンを取り扱っているか
  • 販売所か取引所かの違いを知る

まとめていきますね。サーバーの強度は現在のところやはり差が大きいです。

色々ある仮想通貨取引所をご紹介する際、強度にも触れますが、有名どころで言えばZaif取引所のサーバーはあまり強くありません。

ビットコイン最大手のcoincheckのサーバーは非常に強いです。ただ、セキュリティ面では少し不安な声も聞かれます。

ただ、「確かに重要ではある」と書いたように、複数口座を開設する、しなければならない(した方が良い)理由としてはそこまで強くありません。

・どの仮想通貨、トークンを取り扱っているか

これが一番重要になります。しかし、ここから先は他の部分も含め、もの凄く複雑に絡み合っていくのです。

本当に複雑になっていますが、出来るだけシンプルに説明出来るよう心がけます。

1回読むだけだと「???」となるかも知れませんので何回か読んでいただけると助かります。

では・・・

現在coincheckにはビットコイン以外に12種類のアルトコインが上場していて、取引可能になっています。

Zaifに上場しているアルトコインはその3分の1にあたる4種類しかありません。

しかし、coincheckでは扱っていない人気のモナコインを扱っていて売買することが出来ます。

また、ICOなどでよく利用されるトークンと呼ばれる商品を扱っているのはZaifだけです。

ここまではまだ複雑ではありませんね。上場先のお話です。少しずつ進めますよ。

coincheckとZaifの両方に上場しているアルトコインは、イーサリアム、ネムコイン、ビットコインキャッシュです。

モナコインが取引出来ないとは言え、便利さで考えればcoincheckの方があれば良いと考えがちですよね。

しかし、ここで手数料体系が絡んできます。Zaifは全商品が「取引」であり、顧客同士で売買をします。

そのため、手数料のようなものはほぼなく、現在見えている価格のままに取引が出来ます。これはものすごく良心的なのです。Zaifファンが多いのはこれが理由の1つです。

対してcoincheckは、ビットコイン以外のアルトコイン12種は、「販売所」の性質を持ちます。

これは、買い注文を入れると、コインチェック側が代わりに買ってきてくれ、売り注文をすると、コインチェックが代わりに売ってきてくれるようなものです。

取引所と販売所の違い

両方に上場しているネムコインで見てみましょう。取引所ごとに少々値段の差がありまして、現在見てみるとコインチェックが21.9円で、Zaifが22円くらいです。

このネムコインを取引するとどうなるかで解説します。

Zaif

  1. ネムをいくらでもいいからすぐ欲しい!という注文をする
  2. 売りたいと思っている顧客の中から一番安い価格で購入可能
  3. 運が良ければ22.001円などで買える

coincheck

  1. ネムをいくらでもいいからすぐ欲しい!という注文をする
  2. coincheckが注文を受けてネムをくれる
  3. coincheckはこちらに渡したネムを市場で補充する
  4. こちらの買える価格は22.63円

コインチェックの2番と3番の順番は逆かも知れません。

とにかく客同士の売買ではなく、コインチェックが仲介している形になります。

そのため、販売所の性質を持ち、手数料が異常なまでに高額になっています。

さらに忘れてはいけません。買ったらいつか売るわけですね。

ちなみに現在coincheckでネムを売りたい場合、21.22円です。

驚きましたか?驚きますよね。

Zaifなら22.001円で買って22円で売れるネムコイン・・・

coincheckだと22.63円で買って21.22円で売るしかないのです。現在値の3.5%高く買わされ、3.5%安く売らされるので、往復すれば7%ほど損をしてしまうのです。

完全に長期投資向きになりますね。

このように、どの仮想通貨・トークンを取り扱っているかの部分で考えると、その取り扱っている通貨を、取引所の性質で売買出来るのか、販売所なのかという点で違ってきます。

そしてそれは手数料体系の違いとして大きく影響してくるのです。

本当に複雑に絡み合っていますよね。

ただ、それは取引所にそれぞれウリがあって、特徴、特長がハッキリしていると言えます。

そしてその良さがそれぞれ全然違っているので、これをしたければA社、今度はこれをしたいからB社、いつこれをしたくなるかわからないからC社も開設しておこう。

こういう意味で、取引所を複数開設する必要があるのです。

うまくまとまったような気がします・・・。

これらを踏まえてどの取引所を開設しておくべきか書いていきます。

開設しておくべき取引所とは

以上を踏まえ、私が開設しておくべきだと断言出来る取引所をご紹介します。

複数開設すべきとは言え、そんなどこでも何でも開設していたらキリがありません。

重要なのは!唯一無二のウリがあるという点です。

「この取引所でなければこれが出来ない」という何かがある取引所は必ず開設しておきましょう。

裏を返せば、それ以外の取引所はとりあえずスルーでもいいと思います。

前述した販売手数料の部分ですが、基本的には「板取引」が出来れば、それは「取引所」形式であり、手数料は安いという意味になります。

coincheck

長所・・・ビットコインの取扱高が日本一で売買に困らない。板取引可能。サーバーも最強級であり、サーバーダウンを見たことがない。取り扱うアルトコインの種類も最多。

短所・・・アルトコインの板取引が出来ず、販売手数料が激高であり、アルトコインの取引頻度が高い人には向かない。ビットコイン売買に特化した取引所と言える。

※コインチェックはネム流出事件があり、リンク等を外しています。

Zaif取引所

長所・・・モナコインや、多数のトークンを取り扱っている。話題のCOMSAもZaifにのみ上場予定。全取り扱い商品が板取引出来て、手数料が気にならない。ビットコイン積み立ても可能。

短所・・・サーバーが弱く、何度か増強するもサーバーダウンが繰り返される。仕事としてビットコインデイトレーダーのようなことをしているひとには向かない。

ビットバンク

長所・・・サーバーも強く、取り扱っているアルトコインが多い。

短所・・・上記2社や、ビットフライヤーを含めたビッグ3と比べると知名度は低い。

ビットフライヤー

長所・・・良い意味で全てが平均点以上であり、登録人数も多いため、取引高が多い

短所・・・これといった唯一無二の材料がない

いかがでしょうか。理由も含め納得していただけると思います。

ビットフライヤーに関しては現時点では強く推しません。ただ、現状で唯一無二のものがない取引所も、いつそういうものが出てくるかわかりません。

ビットフライヤーは3大手のうちの一角ですから、いずれ必須取引所になる可能性もあります。

仮想通貨取引所の良いところは、どこの会社も5分あれば登録が完了出来ます。

本人確認書類のアップもスマホで簡単に出来ますので、せっかく撮影するのであれば、この機会にビットフライヤーも登録してしまった方がいいかも知れません。

3社登録するも、4社登録するも面倒さはあまり変わりませんからね。

いずれにしても、ビットフライヤーを除く上記3社に関しては、私の中で必須取引所です。そしてこの3社さえ開設しておけば、現状取引で困ることはないと思います。

まとめ

いかがだったでしょうか。株式投資の証券会社選び以上に、仮想通貨取引所選びが重要だとわかっていただけたと思います。

登録し、開設さえ終わってしまえば、後は習うより慣れろで簡単に出来るようになると思います。

難しい言葉も多い世界ですが、尻込みしていてはチャンスを逃すばかりです。

是非この機会に一歩前へ進んでみてはいかがでしょうか。

わからないことがありましたらご質問下さい。

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