仮想通貨をやさしい簡単な言葉でわかりやすく解説します。

仮想通貨がわからない人のためのブログ

仮想通貨取引所

ビットコイン価格|仮想通貨取引所ごとに値段違う理由とは

更新日:

ビットコインやアルトコインなどの仮想通貨は、仮想通貨取引所ごとに値段が少しずつ違っています。特にアルトコインに着目するとその違いがよくわかると思います。

株においては絶対にあり得ないことです。

ではなぜこのようなことになるのか、詳しく説明したいと思います。

[toc]

スポンサーリンク



株の価格はどこでも同じ

株式投資をやっていればわかる話ですが、例えばデイトレーダーさんは松井証券や楽天証券の一日信用取引を使う人が多いと思います。

では、Aという銘柄の株式があったとして、松井証券と楽天証券で価格は違いますか?

いいえ、同じですね。

また、松井証券で買った人の株を、楽天証券のトレーダーが買うことが出来ますか?

はい、出来ます。

そうです。株式投資は、例えば東京証券取引所、つまり東証という取引所があり、証券会社はそこへアクセスすることで売買を成立させているのです。

ですから松井証券からであろうと、楽天証券からであろうと、注文すれば、結局は東京証券取引所へ注文が通ることになり、そこで取引が成立することになるわけです。

証券会社はあくまで仲介であり、取引が成立するのはあくまで取引所だということですね。

自分で書いていて少し思いましたが、これは本当にわかりやすいと思います。

考えてみれば仮想通貨取引所は取引所と書いてありますからね。これが大きな違いになりそうです。

仮想通貨は取引所

はい、上記のような仲介という役割ではなく、売買を成立させるための場所、それが取引所になります。

そして仮想通貨においては、証券会社や仮想通貨会社と呼ばずに、仮想通貨取引所と呼びます。

それぞれの取引所が株における東証と同じ位置付けになっているのです。もちろん規模は違いますけどね。

上記と同じ質問をしてみましょう。

ビットコインを買うとして、bitFlyerZaifでは価格が違いますか?

はい、違います。

Zaifで買った人のビットコインをビットフライヤーの人が買うことが出来ますか?

いいえ、出来ません。

取引所という性質を持っている以上、全てが独立しているわけです。

それでもどこかの取引所で大きく値が動けば他も追従した動きになり、自然と平均的になるから不思議ですよね。

実は他にもこういう性質のものが昔はあって、取引所ごとに生まれる差異を利用して利益を出す人がいました。

例えば時間を考えないものとすれば、仮想通貨でもそれが出来ます。

  1. A社でビットコインが85万円で取引がされていたところ、B社で87万円まで一気に上昇
  2. これを見てすぐにA社でビットコインを購入
  3. 上昇待ちをするも上がってこない
  4. B社にビットコインを送金
  5. 87万円で売却

わかりやすく大げさに書きましたが、こういう流れは出来ない話ではありません。

取引所ごとに値段が違うからこそ出来ることですね。

取引所のメリットとデメリット

まず、大きなメリットとしては取引所ごとに秩序が違っているので、ある意味運営のやりたいように出来るということです。

取引内容に特典をつけてみたり、そういうキャンペーンもかなり頻繁に行われています。

特にZaifではそういうのに力を入れています。

また、仮想通貨は仮想通貨のままであれば取引所間でも送金、着金が簡単に出来ます。

これは取引所ではなく仮想通貨そのもののメリットということになりますが、非常に便利ですよね。

日本円ですと、いったん出金してから違う取引所に入金する必要がありますからね。

では、デメリットです。

仮想通貨取引所ごとにそれぞれの価格がある・・・ということは!

それぞれの取引所内にいる相手としか取引が出来ないわけです。

株の経験者はPTSを思い浮かべてくれればわかりやすいかと思います。

PTSというのは時間外取引のことで、私設取引システムと言います。

つまりこれは東証とは関係ないわけです。ですから実際の株価とは全然違った価格であっても、需給が一致さえすれば取引が成立し、行われます。

まさに取引所ごとで値段が違うわけです。

しかし、PTS内でいくら売りたいと思う人がいても、参加者そのものが東証とは比べ物にならないほど少ないので、買い手もなかなか出現せず、売買成立まで時間がかかります。

仮想通貨取引所に話を戻しますと、活況な取引所であればこういう心配もありませんが、少しマイナーな仮想通貨取引所ですと、流動性に難が出る可能性が高いです。

そうなると積極的に売買をして差益を狙っているトレーダーからすると厳しくなります。

仮想通貨への参加者が分散してしまうということですから、そこはデメリットになってしまうでしょうね。

まとめ

仮想通貨取引所は、それだけ人が分散しているにも関わらずビットコインに関してはものすごい出来高を保っています。

株のトレーダーという立場からすると、株にもきちんと投資をして下さいと思ったりもしますが、時代の流れですかね。

中央集権でない点でも注目度は高いので、今後の仮想通貨取引所という業界に注目です。

詳しくはこちらを参考にして下さい。

ビットコイン(仮想通貨)投資の始め方|開設すべき取引所とその理由

ビットコインを始めとする仮想通貨が話題になっています。2017年で一番安かった頃と比べて、ビットコインは8倍を超え、9倍にも迫ろうかという値段をつけました。 10月29日現在でも高値圏で推移しており、 ...

続きを見る

スポンサーリンク

-仮想通貨取引所

Copyright© 仮想通貨がわからない人のためのブログ , 2023 AllRights Reserved.