ビットコインがものすごい相場を作りましたね。80万円前後で調整をしたものの、再度80万円を突破からもう全く止まる気配なく240万円を突破しました。
このような動きはさすがに異常と思いますが、これぞ仮想通貨・・・でしょうか。
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株式投資の動きを考える
株式投資においてもこのような上昇をするケースはあります。ただ、ストップ高、ストップ安といい、1日に上下出来る値幅が決まっていますので、こんな短期間で・・・ではありません。
では、短期上昇にスポットを当てて考えた場合、どのような上昇の仕方をするのか考えてみましょう。
- 急上昇
- 少し調整
- 再度上昇
- ヨコヨコ
- 急上昇
- 急降下
1~4はある程度繰り返す可能性があります。これは値幅制限がある株式投資ならではですね。急上昇すれば多少は落ち着いた動きとなり、調整することもあります。
または買いは続かずとも売りも出ないヨコヨコになります。
そしてタイミングを見計らって再度の急上昇をします。この繰り返しで株価は大きく上昇していくわけですが、もちろん永遠に上昇し続けるわけではありません。
どこかの急上昇は5番の急上昇扱いとなり、その後は6番の急降下が待っています。
もちろん全てではありませんが、この値動きにはかなり大きな特徴があります。
それは、5番の上昇幅が一番大きいということです。
例えば3810サイバーステップという株銘柄は、2017年1月に400円だったところから、6月には7980円まで上昇し、約20倍を達成しています。
ただ、2017年4月にはまだ1000円前後です。
そして6月の頭には2500円くらいです。そこから1か月足らずで一気に7980円まで上昇していったのです。まさに最後の上昇が異常とも思えるくらい常軌を逸したものになりやすいのです。
そしてもちろん6番が待っているわけです・・・。
上昇の後に下落あり
いつまでも良い期間が続くわけではありません。
このサイバーステップもものすごい花火を打ち上げた直後から急落が始まり、7月中旬にはあっさり半値以下の3700円になっています。
その後も冴えず、12月でも2700円前後と、5月の時の株価に戻っています。
ただ、今年の初めは400円だったわけですので、これでも十分な値上がりですね。
株式市場にいて、ずっと見ていた人からすると8000円近くまでいった印象も強く、現在の価格がひどく見える人も多いかと思いますが、私個人的には800円だった印象が強いです。
そのため、ここまで下落したとしても、粘っているという印象ですね。
上昇の仕上げは過去最高の上昇幅で締めくくり、そこから悲劇の下落がくる
これが株式投資でのアルアルです。
いわゆるバイイングクライマックスというものですね。
ビットコインの大花火
ビットコインの最後の上昇はまさにこの大きな大きな打ち上げ花火のようでした。
もちろんこの後いつかさらなる高みを目指す可能性もあるわけですが、いったんは上記の流れ通りの値動きになっています。
今年初めの10万円から、5月にはいったん30万円をつけました。
そこからしばらくもみ合いでしたが、9月には50万を達成。
さらに11月には70万円まで。それだけでもすごいことですよね。
ちなみに11月24日で90万少々です。
240万をつけたのはなんと12月7日・・・。
たった2週間足らずでこの上昇です。
さすがのビットコイン、仮想通貨と言えど、ここまでの上昇「幅」は過去最高であり、最後の大花火と言うにふさわしい値動きだったものと思います。
あくまで「幅」ですね。
上昇率という意味では、色んなマイナーコインがあるので、1日で数倍になるようなものも多く、もはやビットコインのような有名なコインが短期間でそこまでいくことはないでしょう。
ビットコインの値動きは240万の後、150万割れを経て、再度200万を目指して上昇しています。これは株式では、なかなかない動きであり、ビットコイン、仮想通貨ならではですね。
いったんわかりやすく天井をつけると株式の場合しばらく厳しい期間が続きます。
こんなにもあっさり下降トレンドを跳ね返してリバウンドは出来ません。
とは言っても・・・これもストップ安がないゆえ、調整も超スピードで行われた影響かも知れませんね。
仮想通貨業界は全てにおいて株式市場よりスピードがあると考えることが一番自然なのでしょう。
大きく利益をあげている人がいる中で、逆に大きく資産を失った人がいることも事実です。
そしていつ自分がそちら側に回るかもわかりません。
利益が出ている時こそ、勝って兜の緒を締めることは投資における基本だと言えます。
浮かれ過ぎず、調子に乗り過ぎず、謙虚な気持ちで投資を続けましょう。
価格が今回のように暴れると、取引所によって価格差が生まれます。
安い取引所で買って、高い取引所に送金し、そこで売却して差益を得るアービトラージも出来る可能性がありますので、多く取引所を開設しておきましょう。
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まとめ
ビットコインの上昇が続く中、イーサリアムもワンランクアップした価格を保っていますし、ここにきてネムも大きな上昇を見せています。
2018年は仮想通貨飛躍の年となるか、崩壊の年となるか誰にもわかりません。
否定派も多い世界ですが、全く利益も出せず、蚊帳の外、場外からの罵声はみっともないですから、否定するにしても、利益を出しつつ否定する立場になりたいものです。
利益を出しつつ信仰が深まってしまうと出口がわからなくなりますので、私は投機的な思考は捨てないつもりでいます。