仮想通貨と法定通貨はどう違うのでしょうか。私は日本人であり、普段日本円を使って生活をしていますので、この日本円と、仮想通貨の王様ビットコインを使って考えてみましょう。
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仮想通貨には実体がない
仮想通貨には実体がありません。「仮想」というくらいですから当たり前ですね。
私は30代半ばを過ぎましたが、このくらいの年代ですと、実体のない通貨への信用ってあまり出来ないと思うのです。慣れていませんからね。
ゲームでも十字キーで育った世代ですから、頑固でなかなか新しいものへ対応が出来ません。
仮想通貨というのは現在500種類以上が流通していると言われています。この全てを把握しようというのはもはや不可能に近いでしょう。
仮に把握したとしても、様々な技術が使われ、どんどんと新しいものが出てきますからね。
実体がないお金と考えるとクレジットカードが一番に思い浮かぶのではないでしょうか。
クレジットカードの場合は、その場にお金がなくとも、使ったデータが残り、後から引き落とされるシステムですから、通貨とは全く違うわけですが、実体がないので感覚は似ています。
また、発行しているのが「国」ではありませんので、地政学的リスクなどの影響を受けにくいのも特徴です。
仮想通貨の用途としては、ほとんどが投資でしょう。
仮想通貨を介して財産を増やしたいと思うのが一番だと思います。
現時点では確かに投資としての特性が最も強いわけですが、ビットコインに使われているブロックチェーン技術などは我々の想像をはるかに超えた技術です。
将来的には世界通貨として使われるようになってもおかしくないのでは?と思います。
投資用通貨から実用通貨になる日はくるのでしょうか。
仮想通貨の種類
上記でも触れましたが、仮想通貨の種類は流通しているだけでも500通貨以上。
実際には700種類以上あると言われています。しかし、有名かつ取引所で取引されているのは、現在では12通貨程度で、主要12通貨と呼ばれています。
8月にはビットコインキャッシュも加わり、日本で一番ビットコインの取引高が多いcoincheckではこの13通貨が取引対象になっています。
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- イーサリアムクラシック(ETC)
- リスク(LSK)
- ファクトム(FCT)
- モネロ(XMR)
- オーガー(REP)
- リップル(XRP)
- Zcash(ZEC)
- NEM(XEM)
- ライトコイン(LTC)
- ダッシュ(DASH)
- ビットコインキャッシュ(BCC、BCH)
うーん・・・これら全てを理解して取引すると考えると頭が痛くなりそうですね。
ですが、株を始めた時も何が何だかわからないまま始めましたし、いつの間にか詳しくなっていきました。
習うより慣れろと言いますし、色々とやってみないことにはわからないままだと思います。まずはcoincheckから取引所の口座を開設して始めてみましょう。
※コインチェックはネム流出事件があり、リンクを外しています。
法定通貨とは
こちらは難しく考えることはありません。普段私たちが使用している紙幣や硬貨のことです。
国で発行しているものになりますので、信用も高いですが、地政学リスク等は受けやすくなります。
仮想通貨と違い、実体を持つことになります。現在の仮想通貨は結局のところ、この法定通貨を増やすための道具という位置付け、意味合いが強いです。
法定通貨を取引所によって仮想通貨に替え、価値が上がった時に法定通貨に戻すわけですね。
まさに株やFXをしている感覚と同じです。
このまま法定通貨のための仮想通貨となり続けるのか、もしくは主要通貨として仮想通貨が強さを増していくのか大きな注目ですね。
電子マネーと仮想通貨
仮想通貨を考える時、この電子マネーも頭に浮かぶかと思います。
確かに実体を持たないという意味では電子マネーも同じ性質を持っているように感じます。
しかし、大きく違うのです。
電子マネーは「実体がない」というより、「実体を封じ込めている」のです。カードやスマホ、携帯ウォレットというものの中に法定通貨を入れてしまうわけです。
そしてここが大きな特徴ですが、法定通貨に戻すことが出来ません。
それに対して仮想通貨は、取引所を介して法定通貨に戻すことが可能です。
ここの部分の性質が最も大きな差となるわけです。
そういう意味でも仮想通貨というのは、やはり現時点では「実用性」よりも「投資」という性格が強く出ていると言わざるを得ません。
しかし、繰り返すようですが、いずれは実用性が上回る可能性も秘めていると思います。
最後に
2017年は仮想通貨バブルとなり、ブームとなっていますが、まだまだ一般的には知れ渡っていません。人間は新しいものを受け入れるのには勇気が必要ですからね。
しかし、一般的なブームに火がつけば皆始めるものです。
そうなってから始めるのでは遅すぎます。まだ一般的なブームに火がついていない今こそ!仮想通貨を始めてみてはいかがでしょうか。
bitFlyerに登録するだけで、値動き等を見ることも出来ますよ。